スズキクロスビーの燃費とは？ライバル車と比較して燃費はどう？

 

 

「スズキクロスビー」の購入を検討する方にとって、「燃費」は大いに気になるところですよね?

「通勤や通学で頻繁に使いたい」、「主に家族と遠出する時にドライブを楽しみたい」など車を利用する目的は人によって異なります。

今回の記事では、「スズキクロスビー」やライバル車の「燃費消費率」などを元にそれぞれの車の燃費を比較します。

クロスビーの燃費

車を維持するには様々な費用がかかります。

自賠責保険、任意保険、税金、駐車場代、メンテナンス代、燃料費などです。

燃料費以外は発生する費用は固定されてしまいます。

少しでも節約できるとすれば「燃費」です。

ここでは「スズキクロスビー」の燃費についてお話しします。

国土交通省審査値「燃費消費率」とは?

国産車の燃費を計測するには、国土交通省審査値である「燃料消費率」という一定の基準があります。

この「燃料消費率」とは、燃費を計測するための専用コースで、専門ドライバーが一定の条件で弾き出した値です。

一定の速度で走行した値のため、渋滞・急発進・エアコンの使用状況といった「実際の燃費」とは異なります。

「燃料消費率」はあくまでも参考程度の値と認識した方がいいでしょう。

ちなみに、「スズキクロスビー」の燃料消費率は

 

・HYBRID MZ及びMX(2WD) 22.0km/L

・HYBRID MZ及びMX(4WD) 20.6km/L

 

となっています。

燃費に差があるのは、車両重量が2WD車で960kg、4WD車で1,000kgであるためです。

クロスビーの「実際の燃費」はどのくらい?

では、「スズキクロスビー」の実際の燃費はどのくらいなのでしょうか?

ここでは、SNS上に投稿されていた「生の声」を参考にクロスビーの燃費に迫ってみます。

 

・平均燃費記録

クロスビーに実際に乗っている方の平均燃費記録は、14.96km/Lでした。

16km/Lというのが最も多く、ついで14kmL、18km/Lでした。

 

・4WD車オーナーの声

※通勤通学で800km程走り、燃費は15.5Km／Lでした。

※満タンの状態から走り始め、走行距離410Kmで、ガソリンの警告ランプが点灯しました。

※旅行で468kmを走行しました。内訳は高速が60%、市街地が40%で燃費17.4km/Lでした。

※渋滞の多い都会で40.8kmを走行し燃費は13.6km/Lでした。

※一般道郊外を利用し燃費は20.5km/Lでした。

※通勤で利用しています。
満タン法(一度満タンにしてから燃費を計測する方法)で、燃費は15.5km/Lでした。

※街乗りで15km/L程度、高速で17㎞/L程度の燃費でした。

※旅行で500キロ走りました。
高速が80%で燃費は15km/Lでした。

 

・2WD車オーナーの声

※主に通勤で利用し、燃費は16.7km/Lでした(エアコン使用)。

※一般道のみで長距離を走リ、燃費は19.3km/Lでした(エアコン使用)。

※遠出をした時に燃費は17～19km/L、市内のみで12.5～15km/Lでした。

 

・オーナーの声のまとめ

4WD車オーナーの声をまとめると、街中を中心に走ると燃費は13～15km/Lですが、高速や郊外のように信号がない、または少ない場所では17～20km/Lまで燃費が伸びるようです。

一方、2WD車オーナーの声をまとめると、街中では燃費は12～16km/L、遠出をした場合は19km/Lでした。

どちらかというと、4WD車の声の方が多かったため単純には比較できませんが、やはり街乗りでは車体重量の軽い2WD車にやや軍配が上がりました。

高速の使用では差はあまり見られませんでした。

車の燃費は一般的に「燃料消費率の80%程度」と言われていますので、参考にして下さい。

クロスビーのライバル車とは？

小型車市場の競争は熾烈です。

小型車に求められるものには様々なものがありますが、その中でも多いのが「燃費」です。

「スズキクロスビー」のライバルにはスズキの中にも、スズキ以外にもいくつかあります。

ここからは「スズキクロスビー」のライバル車の燃費を比較してみます。

ライバル車との燃費比較

引用:https://www.eclipse-cross.jp/movie-photo/

「スズキクロスビー」のライバル車として脚光を浴びているのが「三菱エクリプスクロス」です。

エクリプスクロスは、クロスビーと同じ小型SUVに属します。

「G Plus パッケージ」「G」「M」の3タイプで、それぞれ2WDと4WDがあります。

 

燃費消費率は全タイの2WD車・4WD車共通で、

・2WD車が15km/L

・4WD車が14km/L

となっています。

同スズキ内でのライバル車とは？

スズキの中でクロスビーのライバル車と言われているのが、「ハスラー」と「イグニス」です。

その理由はいずれも同じスズキの中でも人気を争う「小型SUV」というジャンルに属しているためです。

ここでは、「ハスラー」と「イグニス」の燃費についてお話しします。

ハスラーの燃費

引用:http://www.suzuki-accessory.com/hustler/HTML5/sd.html#/page/14

「スズキハスラー」のタイプは細かく分けられていて、燃費消費率も以下の表のように少しずつ違いがあります。

タイプ	駆動方式	燃費(km/L)
Xﾀｰﾎﾞ	2WD	27.8
	4WD	26.2
X	2WD	32.0
	4WD	30.4
Gﾀｰﾎﾞ	2WD	27.8
	4WD	26.2
G	2WD  (5MT)	26.4
	2WD(ｲﾝﾊﾟﾈ)	32.0
	4WD  (5MT)	25.6
	4WD(ｲﾝﾊﾟﾈ)	30.4
A	2WD  (5MT)	24.8
	2WD(ｲﾝﾊﾟﾈ)	26.6
	4WD  (5MT)	24.2
	4WD(ｲﾝﾊﾟﾈ)	25.6

最も燃費消費率の低い「Aタイプ 4WD(5MT)」で24.2km/L、最も高い「Xタイプ 2WD」と「Gタイプ 2WD(ｲﾝﾊﾟﾈ)」で32.0km/Lとなっています。

 

「スズキクロスビー」と「スズキハスラー」の燃費を比較すると、やはり軽自動車で車体重量の軽い「スズキハスラー」の方が全てのグレードで優れているという結果が出ました。

ハスラーは自動車税の面でも安くできるため、「維持費を安くあげたい」方にはハスラーの方がオススメです。

一方クロスビーは、ハスラーと違い排気量の多い普通車です。

排気量の多い車の方がよりパワフルな走行性能をもっているため、「燃費の面では見劣りしても、高いレベルでの走りを楽しみたい」方にはクロスビーがオススメです。

イグニスの燃費

引用:http://www.suzuki.co.jp/car/ignis/detail/index_mg.html

一方、「スズキイグニス」のタイプはいたってシンプルです。

タイプは「HYBRID MZ」「HYBRID MX」「HYBRID MG」の3タイプが設定されており、それぞれ2WD車と4WD車があります。

 

燃費消費率は、

・4WD車は全タイプで25.4km/L

・2WD車は「HYBRID MG」が28.8km/L

・その他の2WD車が28.0km/L

となっています。

「スズキイグニス」と「スズキクロスビー」の燃費を比較するとイグニスの方が燃費の面で優れています。

両方の車のどちらかを選ぶ場合、「燃費」を優先させるならイグニスです。

一方、クロスビーはイグニスに比べて車両本体の高さが10cm程度高くなっています。

「燃費よりも居住性や積載性を重視したい」方にはクロスビーの方がオススメです。

ライバル車との燃費比較の結論

いかがでしたか?

今回の記事では、「スズキクロスビー」とライバル車の燃費を比較してみました。

ガソリン価格は常に変動するため、「燃費効率」は車選びに重要な要素になります。

最後に今回の記事の内容を総合的に判断すると、次のようになりました。

 

・「三菱エクリプスクロス」は燃費面で見劣りする。

・燃費などの費用削減を最優先に考えるなら、税金面でも優遇のある軽自動車の「スズキハスラー」が優れている。

・スズキの普通車燃費対決となる「イグニス」と「クロスビー」では、数値的にはイグニスに軍配が上がるものの、車高の高さなど居住性を考えるなら「クロスビー」の方が優れている。

 

という結論が出ました。

今回の記事を読んで、クロスビーの燃費の良さに触れていただけたらと思います。